実は、よく見ると、こっそりと時計はありますよ。じゃあ、なんで時計がないというのか。それは、よかよかんのスタッフのこれまでの大きな反省から生まれました。
かつて、私たちは、利用者を見ずに、時計を見て動いていました。業務スケジュールです。そのスケジュールに利用者を合わせていく。上手く誘導できるスタッフができるスタッフでした。
でも、利用者が置き去りなんです。そして、いつの間にか「歩く」ではなく、「歩かせる」、「楽しむ」でなく「楽しませる」ことになっていく。利用者の「歩く」「楽しむ」という実感をも奪ってしまっていました。
だから、できるだけ利用者のそれぞれの時間で、利用者を見て、利用者の語りを聴き、共に生きていく、そんな気持ちの現われが、私たちが目指す「時計がない」よかよかんなんです。