手塚:10年後、川野さんたちの時代になったら、もっともっと、充実した現場になると思うよ。若い人は、それぞれが魅力的で、いい味出しているよね。それはね、実践にも現れている。
小規模にいらした利用者さんが、グループホームに入居後に、エプロン付けて台所に立って料理していたの。
「どうですか」って尋ねたら「仕事があって忙しいのよ」って語ってくれたのよ。
そのうれしそうな表情を見て、すごいなって思った。小規模じゃお客さんだったんだよね。
でも、グループホームでは‘暮らす’ことを実感されていると思うよ。
そして、生きている意味や価値が生まれ、充実しているんだと思う。