よかよかん Q&A

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よかよかんQ&A

「時計がない」って、本当ですか?

実は、よく見ると、こっそりと時計はありますよ。じゃあ、なんで時計がないというのか。それは、よかよかんのスタッフのこれまでの大きな反省から生まれました。

かつて、私たちは、利用者を見ずに、時計を見て動いていました。業務スケジュールです。そのスケジュールに利用者を合わせていく。上手く誘導できるスタッフができるスタッフでした。

でも、利用者が置き去りなんです。そして、いつの間にか「歩く」ではなく、「歩かせる」、「楽しむ」でなく「楽しませる」ことになっていく。利用者の「歩く」「楽しむ」という実感をも奪ってしまっていました。

だから、できるだけ利用者のそれぞれの時間で、利用者を見て、利用者の語りを聴き、共に生きていく、そんな気持ちの現われが、私たちが目指す「時計がない」よかよかんなんです。

なんで、よかよかんのスタッフは「援助士」と呼ぶんですか?

よかよかんの理念である「援助の実践」は、相手の苦しみを和らげ軽くしなくすることをいいます。だから、よかよかんの全てのスタッフは‘援助をする対人援助の専門職’なので「援助士」と呼んでいるの。そして、あらゆる業務も目的は<援助>なのです。

対人援助ってなんだか難しそうですね。

周りからは、よかよかんは難しいことをしているよねって言われますね。確かに、対人援助論を理念に掲げている介護事業所は、日本でここだけだからね

でも、決して特別なことはしていませんよ。介護という仕事をしている人なら、誰かから「苦しいの、助けて!」って言われたとき、またはそんなサインをキャッチしたとき、ごまかしたり、見て見ぬふりや背を向けることはしないはず。

援助の考え方は、特別なことではなく、苦しんでいる人の気懸りを気遣うこと、そして話を聴く。そんな当たり前のことを実践することなのです。

「介護」と「援助」って何が違うんですか?。

私たちは、その介護の土台が<援助>であるだろうと思っています。援助を土台にした介護、看護、ケアマネジメントってことですね。

逆に、援助が土台にない介護、看護、ケアマネジメントは、介護職や看護師やケアマネージャーは、問題解決できないことやニーズに振り回されたりして、苦しんでしまうのではないかと思います。
当社に入職し援助を学びながら、会社の支援を受けて介護福祉士や介護支援専門員の資格を取得したスタッフも多くいますよ。

はじめての人でも大丈夫ですか?対人援助論を学ぶ機会はありますか?

新人職員には、プリセプターが付き、しっかりとフォローします。また、社内勉強会、研修会でディスカッションしながら学び合う機会もあります。ミャンマーからの外国人技能実習生も日本人スタッフと一緒に学んでいます。

その他、NPO法人対人援助・スピリチュアルケア研究会の研修を受講することを薦めています。受講したフタッフは、気持ちが楽になった、軽くなったと感想を述べています。きっと、研修そのものが、受講者の苦しみを和らげるのだと思います。