大橋洋平先生講演会
令和6年6月8日㈯、緩和ケア医の大橋洋平先生をお招きして
社会福祉法人大一会とよかよかんの合同研修会を開催しました。
大橋先生は現在、自身ががん患者でありながら、愛知県の海南病院で緩和ケア医として働いていらっしゃいます。
わたしたちがかねてからお世話になっている対人援助の村田久行先生に師事され、
2013年度から2018年度までは対人援助・スピリチュアルケア研究会の講師も務められました。
2018年に稀少ガン【消化器官質腫瘍(ジスト)】が発見されて手術。
その後抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、現在は講演や執筆活動などを通じて
ご自身の経験や想いを発信されています。
今回は大橋先生の発信する【足し算命】を大きなテーマに “生きること” “家族のこと” “患者様へのケア”などについて語っていただきました。
がんを発症してからの自身の想い、ご家族の苦しみ、これからの生き方。
余命を生きるのではなく、生きた日数を数えていく【足し算命】。
高齢者の方、障がいをもつ方への援助に取り組むわたしたちが
一日一日、一瞬一瞬を生きるその方々へどうケアしていくのか。
自身の今までを振り返り、これからを深く考える貴重な時間となりました。
病気を感じさせないほど明るく、愉快な大橋先生でした^^
研修終了後は、大橋先生を囲んでよかよかんスタッフ手作りの軽食をみんなでいただきました。
胃を切除している大橋先生も、鹿児島の郷土料理「とんこつ煮」には
「美味しいですね~!」とぷるぷる柔らかいとんこつに感動されていました。