5月と言えば...
みなさん,お久しぶりです。黒子です(u-u)
新型コロナウイルスに恐れながら過ごす日々には少々お疲れ気味ではないでしょうか?
さて!
よかよかんでは,コロナに負けず,今月もみなさんの力をお借りして“ちまき”作りをしました!
(鹿児島弁を頑張って翻訳します。)
しかし,これまた,大変で…
4月下旬。
スタッフ:「5月は,ちまきをしないとね…。」
竹の皮や灰汁,もち米の手配をして…
前々日には,
スタッフ:「道具も揃ったし,5日はきばらんならなぁ!」と意気込んでいました。
(道具も揃ったし,5日は頑張らないとね!)
もちろん,利用者さんにも「5日は,ちまき作りだよ!」と声を掛けて…
その一方,前々日からやたらと天気を気にしている方が…。
利用者Nさん:「5日の日は,なんでん天気がよか風じゃっよ。」と天気を気にしておられました。
(5日は,どうやら天気はいいらしいよ!)
「よっぽど,楽しみなのかなぁ…」と思っていた私。
いよいよ明日が”ちまき”作りという時です!
スタッフ:「まだ,竹の皮をつけちょらんたっどん…」
(まだ,竹の皮を水に浸してないのだけれど…)
Nさん:「なぁ!?竹の皮は,2日前からみじつけちょらんないかんたっど~」
(えぇ?竹の皮は,2日前から水に浸してないといけなかったのよ~)
スタッフ:「なぁ?2日前から,つけちょらんないかんかったっけ~?」
(えぇ?2日前から,浸してないといけなかったの~?)
Nさん:「まぁ,しょぁねが。今から,つけやい。いけんかなっじゃろ。」
(まぁ,仕方がないわ。今から,浸しなさい。どうにかなるでしょう。)
スタッフ:「はよせんないかんなぁ」
(早くしないと,いけませんね~)
この後から,大変な1日になったのは,言うまでもありません(>-<;)
その日の午後…
利用者Aさん:「あの…。朝の内に漬けた皮は,いけんしやっとですか?あるとでしょ?」
(あの…。朝の内に水に浸した竹の皮は,どうするのですか?洗うのでしょう?)
私:「竹の皮を洗うみたいです。」
Aさん:「いつ,しやったろかい?今日か明日でしょう?」
(いつ,するのかしら?今日か明日でしょう?)
私:「今日の夕方,洗おうか?って話し方です。」
(今日の夕方,洗おうかな?って話し合っています。)
Aさん:「えぇ,今日の夕方しやっと。そんときは,わたしもかせいをしましょう。あんまい,かせにならんかもしれんけど」
(あら,今日の夕方にするんですね。その時には,私もお手伝いをしましょう。あまり手伝いにはならないかもしれないけど)
その後も…
Nさん:「いつあると?」
(いつ,洗うの?)
私:「夕方に。」
Nさん:「えぇ,はいはい。」
そして夕方…Nさんの同じ部落のSさんにも手伝いをもらって。
3人がかりで,せっせと洗い…
Nさん:「なかん方が汚れちょっでなぁ…よかふうあるわんにゃ。表もなぁ…。あるたけ?」
(中の方が汚れているからね…よく洗わないと。表もね…。洗いましたか?)
Sさん:「なぁ?あるたど~」
(え?洗いましたよ~)
Nさん:「こん,さきん方はきらんにゃいかん。」
(この先の方は,切らないといけないよ。)
私:「はい…。どの位切るの?」
Nさん:「こしこばっかい。」
(このくらい。)
私:「この位ね…。」
10枚程切った頃に……
Nさん:「あんまい,きればいかんよ~」
(あまり,切ればいけませんよ~)
私:「えッ?」(教えて貰った位しか切ってないけど…。もぉ,切っちゃったし。)
Nさん:「まぁ,ええが。」
(まぁ,仕方がないでしょう。)
Nさん:「こや,あんまいふとかでなぁ…どしこすっと?」
(これは,あんまり大きいからね…何本くらい作るの?)
私:「あんまい,ふとかの?5升って言ってたよ!」
(大きすぎるの?もち米は5升するって言ってましたよ。)
Nさん:「えぇ…5しゅ……。ほんなら,50じゃんなぁ。」
(5升ね。それじゃ,50本になるね。)
その後もせっせと,約60枚の竹の皮を洗いました。
みんなも私も「腰が…イタタタタ…。」
Nさん,Aさん,Sさんの3人は当日も一生懸命に手伝ってくださいました。
ちなみに,私はその日は夜勤でして…
Nさん:「きゅはなぁ,よかふうでけたど!味見をしやん!」
(今日はね,よくできたよ!味見をしなさい!)
Aさん:「あれ?今日はいらっしゃいませんでしたね。だご巻きもまきも上手に出来ていましたよ!」
(あれ?今日はいらっしゃいませんでしたね。だんご巻きとちまきも上手に出来ていましたよ!)
と教えていただきました。
今年も無事に”ちまき”作りが出来たのは,本当に利用者さん達のおかげです。
小さなお子様のいる、子育て中の女性スタッフも在籍しておりますので、連絡さえしっかりとしていただければ、急な病気(お子様の病気)やPTA等にも対応しております。