52ヘルツのクジラ。

よかよかんの風

こんにちは。

まごの手です。

皆さんは

「52ヘルツのクジラ」を

ご存じですか?

 

認知症の人の苦しみを

考えた時、

このクジラのことを

想い出しました。

クジラは

コミュニケーションを

目的として鳴きます。

その声は

500㎞先にも

届くほどだそうです。

ですが、

52ヘルツのクジラは

声の周波数が違うので

その声は届きません。

仲間が

近くにいても

遠くにいても

自分の存在に

気付いてもらえないのです。

 

これは

認知症の人の苦しみと

似ているな、と

思いました。

どんなに近くにいても

私たちが

「聴く姿勢」でなければ

認知症の人の言葉は

私たちに

届かない。

気付かない。

自分の言葉が誰にも

届かない、

気付いてもらえない時、

認知症の人は

孤独を感じているのでは

ないでしょうか。

 

初めて52ヘルツのクジラを

知った時は、

ここまで

深く考えませんでした。

ですが、今は

このように思います。

「52ヘルツのクジラは

声の周波数が違うので

ほかの仲間に

自分の声は届かないけれど

私たちはそうではない。

聴く姿勢をもつことで

認知症の人の言葉は

私たちに届くのだ」と。

 

52ヘルツのクジラは

今も広い海のどこかで

仲間を求めて

鳴いているのかも

しれません。

自分の存在に気付く仲間が

見つかりますように、と

と心から願います。

 

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